貧乏農家の野望「初日」

初めまして。ブログ初心者のカタツムリです。
実家が青森の農家(主にリンゴ)をやっている一般会社員です。
突然で申し訳ございません。

リンゴ買いませんか？

と言ってもバカじゃないのと思われると思います。

結構マジです。

すいません。調子に乗りました。

(こちらは今年、市場へ出荷した物です。)

皆さんが何時も頭を悩ませているであろう食費代、お米にしろ、野菜にしろ、果物にしろ生活する上ではどれも必要な物です。
誰もが、一度は考えたであろう

(もっと安ければいいのに…)

と言う思い。

実は我々、売る側の農家ではこれが逆で

(何で、こんなに安くしか売れないんだ？)

という思いがあります。

自分が小さい頃から両親から言われてきた言葉は、

「農家は儲からないから会社員になれ！」

です。

まだ、小さい自分はその考えが正しいと思い一般企業に就職しました。
しかし、現実は甘くなく毎日頭を下げて低賃金を貰う日々です。
実際に会社員の多くの人が共稼ぎしないと生活出来ないと言う声を沢山聞きます。
と言うのも自分はまだ独身の為、詳しい事情はハッキリとは分かりません。
ただ、入社当時から付き合いのある数人の同期が結婚し家庭を築いてから数年たった現在、昔よりも顔が暗くなり、ため息をつく事が多くなった為、気になって話しかけた事があります。

「どうしたんだ？悩みでもあるのか？」

「悩みだらけだよ…。毎月の支出で家計が火の車だからね…。だからと言って自分の実力じゃあ、出世して給料を上げるなんて夢のまた夢。」
「だからといって会社を止めて無職になり、新たな道を探すのも博打でしかないからな。家族のいる今は実行する勇気がない……。お前はどうなんだ？」

「確かに、結婚したらそうなるかも知れないけど。食いっぱぐれる事は無いかな。実家が農家だし、基本的な生活スタイルは昔から変えてないから。」

「いいよな～。実家が農家は。スーパーとかに行けばあれだけ高く売ってるんだもの…。儲かるんだろ？」

「ん？全然。貧乏だよ。」

「嘘つけよ…。俺んちは農家とかやった事はないから詳しくは知らないけどさ…。じゃあ、何であんなに高いんだよ？」

「ん～。何でだろう？」

ふと、気になって調べてみました。

その結果。

簡単な話、仲介業者？があるからだそうです。

家に例えてみれば、

実家(生産者)→市場へ出荷→競りに掛けられる→仲介業者が買う→仲介業者が売る→スーパーの商品になる→消費者が商品を買う
だそうです。(違ってたらすいません。)

この間に、市場の利益。仲介業者の利益。スーパーの利益。それに商品の配送料等が加算。
その結果。
生産者からは安く買う。消費者へは高く売る。
という事らしいです。

(え？中間必要ある？ネットでよくない？)

どうやら、自分がそれに気付いた時には既に周りの農家の方が実践して成功しているようでした。

(今さら実践してもな…。)

自分の頭の中にはその考えが浮かびました。

(でも、家だったらもう少し安く売れるか？)

元々、小さい頃から貧乏農家に手伝ってるからこそ。
しがない平社員として働いているからこそ。
出来る事があるかも知れない。
その考えから一つの思いが強くなりました。

(生産者も消費者も得する様に出来ないかな？)

という事でブログを通じて生産者側の意見と消費者側の意見が交われば両方が得する事が出来るのではないかなと考えた次第です。

「貧乏農家の野望」

1.ブログで定期的に状況報告をする。
(不安解消を目指す。疑問点にお答えする。)

2.なるべく安く提供出来る様にする。

↑暫くはこの2つの事を考えて活動しようと思います。

3.余裕が出来たら皆さんのリクエストにも答えていく。
(この野菜を育てて欲しい。とか、この値段でお願い。とかです。)

4.生産者も消費者も得する関係を目指す。

恐らく、何度も大きな壁があると思います。

具体的な事は何一つ考えていない、ただのバカですが、心に一つの野望を持って頑張って行きます。

疑問に感じた事があればコメント頂ければその都度ブログでお答えします。

次のブログからは少しユルーく書いていきます。
宜しくお願いします。